2つの選択肢

比較的恵まれた勤務環境にいるためか、アフター5に関して最近はイロイロと考えることが多い。


今後の自分の人生はどうあるべきかを考え、自分のやりたいこと+キャリアアップをすることを目標にすると以下の2つが浮かんできた。


1:どこかの大学に入学し学位取得
→会社での異動の際に学位を考慮してもらい、やりたいこと・興味のある分野を仕事としてやる
→社会人経験を積んで大学に戻ってくる


懸念点
・在職なので、土日+平日夜間×1日が通学に充てられるギリギリのラインなので果たして工学系の学位が取得できるのか
・社会人経験を積んで大学に戻ってくるのはいいが、教育暦が無く公募で助手or講師職に就く場合、大体35歳がデッドラインであること(コネがあるのなら40歳ぐらいでも大丈夫そうだが現状コネ無し)
・(上記に関連するが)ドクター乱発のため大量のポスドクが発生し、公募は20〜30倍程度にもなる
・学費は完全自分持ちなので、その体力が持続するか


比較的というか、社会人のためにあるような大学が調べた所2件
情報セキュリティ大学院大学(私立)
→JR横浜駅前の鶴屋町にある大学院大学。セキュリティとか暗号理論には興味はある。
北陸先端科学技術大学院大学(国立大学法人)
→H19年から田町サテライトキャンパスが開講。こちらも情報系。やっぱ安い学費も魅力。



なれるかも分からないし、学位取得がどれだけのメリットがあるのか分からないものに投資(金+時間)するぐらいなら、と考えたときそのコストを2に回す事を考えてみる。



2:資格学校に通い、弁理士の資格を取得する
→社内の知的財産部などで専門職として勤務するのもいいだろうし、特許事務所に入り実務を学び独立する


懸念点
弁理士の資格はあくまでの最低限の事を知っているだけに過ぎず、実務レベルの専門知識は求められていない
→特許事務所などで明細書の作成業務を通して一人前になるのだが、未経験で入所するのは35歳程度がデッドライン
弁理士資格の合格者増により、ますます淘汰されていくであろう職業のためますます厳しい現状に


今、技術士補となる資格を持っている。会社の課の上司で技術士保有している人がいればその人の補助という立場で技術士補の登録ができ、4年の実務経験を経て技術士試験を受験できる資格を得るのだが、上司にそんな人はいない。
そんな人は、7年間実務経験があれば技術士試験の資格を得ることができる。
なんで、弁理士資格と合わせてコンサルティング的なこともできるかもしれない。
弁理士資格と技術士資格を両方持っている人なんてそうそういないはずだろうから。


とまぁこんな現状があるんです。


ちなみに1は3年間で学費だけでも200〜300万。2は50万ぐらい。
どちらも確実性は無い。


人生一度っきりしかないし、チャレンジしてみる価値はどちらもあるかと思う。



大学のセンセーか弁理士センセーか。



今は、大学のセンセー>弁理士センセー


こんな感じです。
やっぱ研究者って諦めらんねーわ。



皆さんならさぁどっち??



あっ、ちなみに今年の4月にこんこんが入学する慶應SFCの社会人ドクターは社会人経験が5年以上(同じ会社で)が条件だってさ。


*あくまでの個人的な見解であるので、ご容赦頂きたい。